無人島に持って行くもの。(No.228)

もしも
無人島に行くとしたら
何を持って行くか？












無人島には誰もいない。
自分以外の人間が誰もいない。
つまり、


ひとりぼっちだ。


ひとりぼっちは淋しい。
そこで考えたのは
ラジオだ。

しかし、
ラジオは電化製品。
電気が無ければ動かない。
だめだ。

しかし、
最近は手動で発電ができる電化製品がある。
手でハンドルをグルグル回すやつだ。
1分程グルグルやれば、1時間ラジオが聴ける。

しかし、所詮は電化製品。
いつかは壊れるだろう。
壊れたからと言って、
近所のナショナル電気のお店に修理に出しにはいけないのだ。

やはりラジオはあきらめよう。
電気を使う物もすべて除外しよう。

しかし、音楽は持って行きたい。
今までの人生だって、
楽しい時、
悲しい時、
気分を盛り上げたい時、
ひどく気分が落ち込んだ時
いつも、
そこには音楽があった。

CD
MD
カセットテープ
MP3
どれも無意味だ。

iPodはとても便利だけれど、
無人島では役に立たない。

ピアノはどうだ？
電気を使わないピアノはどうだ？

重いし
調律師がいない。

ギターはどうだ？
ギター、いいんじゃないか？
弦が切れたらどうする？

やっぱりだめか。














いや、
決めました。














無人島に持って行くもの
決めました。
















ギターに決定！














ギターと
















大量の弦。

















錆びたりするんじゃないか？
とか、
そういう心配は
しちゃダメ。

決定！
ギターと大量の弦、
そして、















歌本。















ギターのコード譜が載ってる
歌本数冊。















月明かりのもと
ギターで弾き語り。

効果音は波と風。
聴衆は夜空の無数の星たち。

もう、ひとりぼっちじゃないやい。
















ああ、俺ってロマンチック。


















これにて一件落着。














きょう、
久しぶりに歌本買ってきたら、
ギターのコードの押さえ方
すごく忘れてました。

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